Galerie Floraison

小川 荒野

おがわ こうや

小川荒野　Profile

モディリアーニのひたむきな純粋さと、ゴッホの情熱に魅せられ画家になる夢を抱き17歳で家を飛び出した。

スケッチブックを片手に放浪した国はロシアからヨーロッパを中心にアメリカ、中国、インドなど40数カ国に及ぶ。その傍らで、すでに200回を越す個展を全国各地で開き「夢とロマンに燃える詩人作家」としての地位を不動のものとする。

「十三月の旅へ」という不変のテーマで描かれた作品には50有余年にわたり旅をした地で触れた人々の素朴な優しさ、温もり、繰り返される出逢いの喜びと別れの悲しみに記憶が込められている。そしてその生命を持った線と、心から滲み出た色彩によって創りあげられた透明感をたたえた作品は、同じ感性を持つ人々に圧倒的な支持を得ている。