Past Exhibition

永島 明 個展 - 花鳥風月Ⅱ-

会期:2021.4.6 Tue. ー 4.18 Sun. 
時間:火〜土 11:30-18:00/日・祝 11:30-17:30)
4月18日(日) は16:00 終了です。
(4月18日 最終日は16:00まで・休廊 月曜 4/12)




会場:Galerie Floraison

まだまだコロナ感染が危惧される状況の中の個展開催でございますが、皆様には手の消毒及びマスクの着用をお願い致します。
ギャラリーにおきましては空気清浄機使用で感染防止の取り組み、また手の消毒液を設置してございますのでご協力の程宜しくお願い致します。

作家在廊日は下記の日程になります。
4月6日(火) 9日(金) 10日(土) 11日(日) 15日(木) 16日(金) 17日(土) 18日(日)

詳細はギャラリーにお問い合わせ下さい。
中央区京橋2-12-9 ACN京橋ビル101号室
☎ 03-6228-6152

 花鳥風月Ⅱ 展

コロナウィルスの影響で、ほぼ一年余りさまざまな面で制約を受けてきました。今まで当たり前だと思っていた日常生活が、実はとても危ういものだったと思い知らされた一年でもありました。右往左往している間に過ぎ去ってしまった時間がとても短い時間だったような気がします。地震、台風、豪雨と、私たちの身の回りには絶えず天災や原発事故などの人災が取り巻いています。

 

こうした中で自分達はいったい何ができるのかいつも自問しつつ、結局その答えを見つけられないままでいます。しかし人それぞれ置かれた立場で、それぞれの役割があるように、自分にできることはやはり今生きているこの自然環境の中でカメラで出会いの瞬間を探し求め、自分なりの表現で作品を作ること、そしてその作品を見てくれる方が日本の原風景を思い浮かべたり、心のふるさとを思い出したりすることで、少しでも心の安らぎを取り戻すことができたらと、そう考えながら日々創作を続けて行くことができたら嬉しいです。

 

長い間都会に住んでいるとつい疎かになってしまう季節感ですが、よく考えれば暑いから夏、寒いから冬なのではなく、夏だから暑く、冬だから寒いのです。少しずつ変化しながら、しかし確実に巡ってくる季節。この小さな日本という島国には明確な四季があります。厳しい環境の中にあればこその日本の風物の美しさがあるのだと思います。効率、便利さ一辺倒の社会に、コロナは何かを突き付けてきているのではないかと、もう一度身近なものに目を向け、あるがままの自然と共に生きることが、実は私たちの本来の生活なのではないかと、そんな風に感じる今日この頃です。

 

花鳥風月、日本の美しい季節を現すにふさわしい、まさに美しい言葉だと思います。私なりの花鳥風月、いつか侘び寂びにつながってゆくだろう世界を表現してゆきたいと思います。

 

永島 明

令和三年一月

永島 明

「黄金の孔雀 」

Digital photography

Textured

[ William Turner ]

310 gsm   100% Cotton

white

 

 

 

永島 明

「 牡丹に蝶 」

Digital photography

Textured

[ William Turner ]

310 gsm   100% Cotton

white

 

永島 明

「 雪の季節 」

Digital photography

Textured

[ William Turner ]

310 gsm   100% Cotton

white

永島 明

「 見つめる視線 」

Digital photography

Textured

[ William Turner ]

310 gsm   100% Cotton

white