Past Exhibition

高嶌幸広作陶展
~ 祈りの表象 ~

会期:2022.10.25 Tue. - 30 Sun.
時間:火〜土 11:30-18:00/日・祝 11:30-17:30
定休日はございません
10月30日(日) 最終日は16:00終了となります
会場:Galerie Floraison

感染予防として手の消毒をお願いいたします。
また室内での鑑賞にあたり、マスクの着用をお願いいたします。

作家在廊日
25日(火) 27日(木) 28日(金) 29日(土) 30日(日)
14時半~16時 (最終日13時~16時)
在廊致します。

詳細はギャラリーへお問い合わせ下さい。
☎ 03-6228-6152 ギャルリーフロレゾン

個展開催にあたって

 

私のライフワークは「言葉による自己表現」です。

これまで、自分の思いを文章に表し、本として世に出してきました。

文字がなければ、私の自己表現はできませんでした。文字は、私の人生そのものです。

そんな私の人生に新たに「陶による自己表現」が加わりました。

前回の個展では、絵文字や象形文字からのインスピレーションを土面という形で表現しました。

今回は、誰もが持っている「祈りの記憶」(専門用語では記憶を「表象」という)をテーマとして、私の「祈りの記憶」を土面や顔面像で表してみました。

土面の原点は、約4000年前の縄文時代の後期から晩期(約3000年前~)にあり、精霊や祖霊を表したと考えられています。

その用途は、呪術師が儀礼や祭祀で用いた仮面だとする説が有力です。縄文の人々は、土面に「祈り」「畏れ」「憧れ」を込めていたのです。

現代の私たちもまた、自然の脅威、疫病、戦争などを前にして、「祈り」「畏れ」るとともに、心配や不安のない豊かな日常に「憧れ」を抱くのです。

私は、そんな人間の心の奥底にある思いを土面や顔面像に込めました。

ご覧いただいたあなたが、私の作品から何らかの刺激を感じていただけたのなら、作者としてこの上ない喜びです。

 

                                                                                                                  髙嶌幸広

高嶌幸広

「ゲン」面

435 × 225 × 95 mm

2.64kg

高嶌幸広

「 ヨミ 」面

260 × 260 × 75 mm

1.46kg

高嶌幸広氏 作品

「 ミミ 」像

250 × 200 × 200 mm

2.10kg

高嶌幸広氏 作品

「 ジジ 」像

230 × 230 × 230 mm

2.64kg