Past Exhibition

常設展 - 呉冠中 -

会期:2017.4.25 Tue. - 5.14 Sun
時間:火〜土 11:00-18:30/日・祝 11:00-18:00)
(最終日は17:00まで・休廊 月曜 )

会場:Galerie Floraison

*5月の連休のご連絡
4月29日(土)~5月8日(月)迄、休廊とさせていただきます。
5月9日(火)より通常営業となります。

またのご来廊を心よりお待ち申し上げます。

今回は、常設展 – 呉冠中 – の版画をご覧頂きます。

「油絵を民族化」として「中国絵を現代化」という理念は、呉冠中が生涯にかけて探求してきたものであり、西洋油絵の直感とリアルさ、そして色彩の豊かさと繊細さ、それらと中国絵の伝統的な味わいと筆墨との融和は画家の長ずることである。

2001年に描かれたこの作品はまさに中西融和の傑作である。

当時、呉冠中はガラスの花瓶にバラ、芍薬、蘭の花、蝋梅などを生けて観賞するのを楽しんでいた。しかし生け花はすぐに枯れてしまう。特に蓮の花は一番かれやすく、あるとき呉冠中の奥様が枯れ散った花をみて、感傷的にこう言った「このお花たちを描いてあげましょう。」それから、妻のためにこの絵を描いた。

原作は蔵に大切に仕舞われているので、たくさんの人に鑑賞出来るように、シルク印刷版画を数限定で複製されたものである。

 

 

 

 

呉冠中

2001年  520×520

原版タイプ:水墨画

版画タイプ:シルク印刷

タイトル:映日(Glowing in the sun )

 

呉冠中

1977年  1347×1000

26/500

原版タイプ:水墨画

版画タイプ:シルク印刷

タイトル:海港旭日