Galerie Floraison

雨の時には虹を期待したりする。
眠れずもやもやする夜には空と星の本を見る。
なんでもないふつうの日常。
この夜が過ぎて明日になったら 今日はもう昨日になっている。
なんか、そういうことなのだ。
速度を増しながら流れる時間のなかで 今忘れたくないと思った事は
何かしらの感覚となって体のどこかに残せるのかもしれない。
絵はきっと 私が運よく残せたものを伝える手段のひとつ。
今日は
もしも消えない虹があったら・・・と思いながら
明日を待ってみる。
不思議なこともたまにあるから。
　　　　　　　　　　　　
                                                                              サイトウナオコ