Past Exhibition

永島明 写真展 - ローマの街角 1983 -

会期:2022.1.11 Tue. - 1.23 Sun.
時間:火〜土 11:30-18:00/日・祝 11:30-17:30)
定休日1月17日(月)
1月23日(日) 最終日は16:00
会場:Galerie Floraison

コロナにおきましては、まだまだ気の抜けない状況でございます。皆様には手の消毒及びマスクの着用をお願い致します。
ギャラリーでは空気清浄機使用で感染防止の取り組み、また手の消毒液を設置してございますのでご協力の程宜しくお願い致します。

新年明けましておめでとうございます。
本年2022年も一層の努力を重ね、興味深い個展を開催したいと思っております。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。
2022年どうぞ宜しくお願い申し上げます。

作家在廊日 1月11日(火)/15日(土)/16日(日)/22日(土)/23日(日)を予定しております。
詳細はギャラリーへお問い合わせ下さい。

ギャルリーフロレゾン
☎ 03-6228-6152

ローマの街角1983

 

1982年から1983年にかけて仕事の関係でヨーロッパを訪問した時の写真である。毎回駆け足のような旅でその合間を縫ってカメラを片手に街を歩き回った。アメリカを除けば、ヨーロッパはこの時期の3回の旅で終わりになってしまった。

 

不思議なことにヨーロッパの各都市を歩いていると、何故か日本にいるときに近い感覚を覚えることが度々あった。それは自然の流れというか、必然的に出来上がってくる街の在り方というか、長い間に少しずつ形作られる社会というか、そういったものを感じるのである。だからなのかそこで生活する人々にも何か非常に親しいものを感じたのである。

特にイタリア、ローマは前年訪れたミラノと同様、カメラをぶら下げて歩く異邦人に対して、すれ違う人々がとても人懐こく思われた。尤もそのミラノではそうしたことに安心しきって油断していたせいか、3日目にカメラの入ったバッグを店の中であっという間に持ち去られるという失敗も犯したのであるが・・・

 

ローマは都市そのものがまるで美術館のようである。建物も店も人も、たとえどんな空間にも、狭い路地にさえもいたるところに美的感覚が漂っている。そんな驚きや感動をファインダー越しに写し撮ったつもりであるが、はたして40年後のいま、ご覧いただいている方にそうした雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しい限りである。   2022年1月   永島 明

永島明

「 ブティック 」

1983年

Roma

永島明

「 巡回する騎馬憲兵 」

1983年

Roma

永島明

「 カフェグレコ 」

1983年

Roma

永島明

「 三輪車 」

1983年

Roma

永島明

「 ローマの朝市 」

1983年

Roma